サンゴ図鑑
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-短い枝のサンゴ 魚の仲間 -スズメダイの仲間 日本 -沖縄県 -慶良間諸島 -座間味島 -ブツブツ 刺胞動物門 -花虫綱 -六放サンゴ亜綱 -イシサンゴ目 -ミドリイシ科 -ミドリイシ属 -ヤッコミドリイシ 学名:Acropora divaricata 和名:ヤッコミドリイシ 枝が癒合して盆栽型とテーブル型の中間のような姿のサンゴ。白いポリプが昼間でも元気に顔を出していることが多い。癒合した枝がカゴのようになり、スズメダイ類をはじめ、たくさんの魚や底生生物に住み場所を提供している。 脊索動物門 -脊椎動物亜門 -有顎動物下門 -硬骨魚綱 -条鰭亜綱 -スズキ目 -ベラ亜目 -スズメダイ科 -スズメダイ亜科 -ミスジリュウキュウスズメダイ属 -フタスジリュウキュウスズメダイ学名:Dascyllus reticulatus (Richardson,1846) 和名:フタスジリュウキュウスズメダイ 英名:Reticulate dascyllus 昼間ヤッコミドリイシの隙間などに群れている事が多い。夜はまた同じ場所で寝ているのが見かけられる。 同属にはミスジスズメダイやヨスジスズメダイという種がいる。フタスジとミスジは同じサンゴの隙間で仲良く暮らしているのがしばしば見られる。ミスジはコモンサンゴ類やショウガサンゴの隙間などにも見られ、比較的相方にこだわらないがフタスジはヤッコミドリイシとヘラジカハナヤサイサンゴがお気に入りらしく他のサンゴではあまり見かけない。といってもそれは成魚の場合。幼魚は隙間の小さいミドリイシ類を利用し、成長にあわせて引越しをしている。1種の魚でさえ、様々なサンゴがないと暮らしに困るいい例だ。 しかし気になるこのおめめ。おそらくより近縁同士のミスジとヨスジはいずれも眼の部分に黒い帯がかかるのに対してフタスジは眼が黒帯の中に隠れていない。といってもそれは成魚の場合。フタスジの幼魚はレンズ(いわゆる瞳のところ)の上下の虹彩が黒くなっていて「なんちゃって黒帯」に見える。色は分類の検索基準にはならないし、サンゴ礁の魚については色の意味について解明されていないことが多い。しかし、サンゴ礁で一番おもしろいパズルはやっぱりカラーゲームだろう。 地形 -礁斜面 大地形 -海(サンゴ礁) 時間帯 -夜間 撮影水深 -6-10m 潮 -大潮 上げ潮、下げ潮、潮どまり -下げ潮 生き物の大きさ -5-10cm 群れの状態 -三匹以上(同じ大きさ) 生物が居た場所 -他の生物の上やそば 近くの生物 -サンゴ 生物の行動 -じっとしていた |
撮影者 | 入川 さん | |
撮影日 | 2005-5-23 | |
水温(摂氏) | 25 | |
ノート | まん丸なおめめ全開で熟睡中。周りのサンゴはヤッコミドリイシ。昼間もこのサンゴの隙間に群れているケースが一番多い。同属にはミスジスズメダイやヨスジスズメダイという種がいる。フタスジとミスジは同じサンゴの隙間で仲良く暮らすこともしばしば。ミスジはコモンサンゴ類やショウガサンゴの隙間などにも見られ、比較的相方にこだわらないがフタスジはヤッコミドリイシとヘラジカハナヤサイサンゴがお気に入りらしく他のサンゴではあまり見かけない。といってもそれは成魚の場合。幼魚は隙間の小さいミドリイシ類を利用し、成長にあわせて引越しをしている。1種の魚でさえ、様々なサンゴがないと暮らしに困るいい例だ。しかし気になるこのおめめ。おそらくより近縁同士のミスジとヨスジはいずれも眼の部分に黒い帯がかかるのに対してフタスジは眼が黒帯の中に隠れていない。といってもそれは成魚の場合。フタスジの幼魚はレンズ(いわゆる瞳のところ)の上下の虹彩が黒くなっていて「なんちゃって黒帯」に見えるのだ。 色は分類の検索基準にはならないし、サンゴ礁の魚については色の意味について解明されていないことが多い。でもサンゴ礁で一番おもしろいパズルはやっぱりカラーゲームだろう。 |
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