海ずかん
- フタスジリュウキュウスズメダイ
学名:
Dascyllus reticulatus
(Richardson,1846) 和名:フタスジリュウキュウスズメダイ 英名:Reticulate dascyllus 昼間ヤッコミドリイシの隙間などに群れている事が多い。夜はまた同じ場所で寝ているのが見かけられる。 同属にはミスジスズメダイやヨスジスズメダイという種がいる。フタスジとミスジは同じサンゴの隙間で仲良く暮らしているのがしばしば見られる。ミスジはコモンサンゴ類やショウガサンゴの隙間などにも見られ、比較的相方にこだわらないがフタスジはヤッコミドリイシとヘラジカハナヤサイサンゴがお気に入りらしく他のサンゴではあまり見かけない。といってもそれは成魚の場合。幼魚は隙間の小さいミドリイシ類を利用し、成長にあわせて引越しをしている。1種の魚でさえ、様々なサンゴがないと暮らしに困るいい例だ。 しかし気になるこのおめめ。おそらくより近縁同士のミスジとヨスジはいずれも眼の部分に黒い帯がかかるのに対してフタスジは眼が黒帯の中に隠れていない。といってもそれは成魚の場合。フタスジの幼魚はレンズ(いわゆる瞳のところ)の上下の虹彩が黒くなっていて「なんちゃって黒帯」に見える。色は分類の検索基準にはならないし、サンゴ礁の魚については色の意味について解明されていないことが多い。しかし、サンゴ礁で一番おもしろいパズルはやっぱりカラーゲームだろう。
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