学名:
Gekko hokouensis Pope, 1928
和名:ミナミヤモリ
沖縄島で普通に見られるヤモリ類で、背中線上の暗色班が左右に二分せず1つに見える(戸田、2008)。
沖縄島では同所的にミナミヤモリとオキナワヤモリが見られる。両種は戸田(2008)にある背中線上の模様を基準で分ける。
・ミナミヤモリ:背中線(背側中央線)上の模様が1個に癒合(2つに別れていない)。
・オキナワヤモリ:同模様が左右に分離している。
基本的には沖縄島南部はミナミヤモリが多いが、福田と戸田(2012)では金武町でのオキナワヤモリの記録があるため、分類には気をつける。
参考:
・戸田守 (2008), オキナワヤモリとミナミヤモリの識別点について(予報), Akamata, 19, pp.23-30
・福田大介、戸田守 (2012), オキナワヤモリの沖縄島中央部からの初記録, Akamata, 23, pp.29-36